遮熱材×断熱材のハイブリット遮熱工法
◆地球環境に対応した家づくり◆
大手ハウスメーカーや一般のビルダーは、グラスウールや発泡系の「断熱材」だけを採用しています。
確かに断熱材は夜間や冬場に力を発揮し、快適空間を作り出します。
しかし地球温暖化でどんどん暑くなっている夏の対策はほとんど手つかずのままです。
カムカムでは、※断熱材のメリットを活かしつつ「遮熱(しゃねつ)材」の特長をプラス(標準施工)することで、
今や1年の半分(5月~10月)が夏ともいえる地球環境に対応できる家づくりをしています。
エアコンの利用を抑えられるので、CO2削減、
※断熱材は現場発泡ウレタンフォーム(アクアフォーム《《《詳細はここをクリック)が標準仕様です。
◆地域にあった住環境づくり◆
「遮熱材」は太陽からの熱で物が暖められ、それが熱を持ち、いつまでも持続して輻射熱を放出し続けるという負のサイクルを低減させるという点で、極めて大きな効果があります。
特に夏の長くて暑い西日本などでは大きな効果を発揮します。
建物を屋根から外壁までぐるっと遮熱材で取り囲んでいるので、
屋根や外壁が熱せられて建物自体が暑くなる輻射熱も大きく低下するからです。
▲外壁施工前に建物をおおうように施工します
▲屋根施工の前に屋根下地として施工します
◆ハイブリッド高遮熱(遮熱材×断熱材)!の【夏】◆
【断熱材】というのは例えていうと、建物に“ダウンジャケット”を着せているのと同じ状態ですので年間を通して暖かい家になってしまっていました。
夏の日中、誰もいない家の中が、外気温より高くなるのはこのためです。
また夜になっても、昼間蓄えた熱を屋内に放出しつづけるためエアコンが欠かせません。
そのことが、住まいにおいて夏場にエアコンを使いすぎて、高い電気代になり多くのCO2を排出する結果を招いています。
【遮熱材】の場合は、太陽からの輻射熱をはねかえし屋内へ熱放出しませんので、屋内が暑くならず、高い冷房効率(または冷房を控えること)を可能にします。
◆ハイブリッド高遮熱(遮熱材×断熱材)!の【冬】◆
【断熱材】は、暖房機器の熱を一旦ため込み、屋外への熱放出を遅らせることで、屋内の暖房効率を高める仕組みですが、
【遮熱材】は暖房機器の輻射熱を屋内へはねかえし家中を均等に温め、屋外へ熱放出しませんので、高い暖房効率を可能にします。
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◆遮熱(しゃねつ)のしくみをご理解していただくために◆
輻射(ふくしゃ)・ 放射(ほうしゃ)とは
輻射(放射)とは物質が物体が赤外線の形でエネルギーを放出することです。
高い温度の物体ほど赤外線を強く放射します。
物体の温度を計るサーモグラフィは放射される赤外線を分析し熱分布を図として表しています。
太陽の光を浴びて暖かく感じるのも、ストーブに手をかざして暖かく感じるのも輻射熱を感じているからです。
遮熱は赤外線を反射して熱を防ぐことが目的です。
熱の伝わり方の比率
住宅の中の伝導・対流・放射(輻射)の3つの熱の伝わり方の比率は
①伝導が20%、
②対流が5%、
③放射(輻射)が75%
と言われています。
熱の大半は太陽などからの輻射熱が大半を占めています。
部屋の中が暑い場合、太陽光からの輻射熱を屋根が吸収し、熱伝導によって熱が屋根を伝わり部屋に到達するのです。
断熱(だんねつ)とは
熱伝導を抑えることです。
吸収した熱が伝導するのを防ぎます。断熱は上で述べたとおり、断熱材の熱伝導率が低いことと厚さが必要になります。
また熱伝導は比率として20%で輻射熱の影響と比べて少なくなっています。
また厚さが必要なことから屋根や壁が重くなり、壁が厚くなることから居住空間の面積が少なくなる上、重くなることから地震などの揺れにも弱くなります。
ただし断熱は太陽光からの輻射熱が少ない夜間や冬場に大きな力を発揮します。
遮熱(しゃねつ)とは
赤外線を反射して熱を防ぐことです。輻射熱を吸収しないように反射します。
白いペンキで塗装したり、アルミ材を使って遮熱が出来ます。白いペンキや塗料は有機物で構成され、紫外線と反応し劣化するので表面で反応し発熱するようになります。
アルミ材は熱伝導率が高く、外気温や反射しきれなかった輻射熱が熱伝導してしまいますが、カムカムの遮熱材は輻射熱を97%遮熱(反射)するので熱伝導がほとんどありません。(遮熱は反射率が重要です)。
しかも酸化・分解で劣化することもなく、細菌もカビも増殖せず、半永久的に働き続けます。
また、厚さ0.2ミリと超薄型で軽いため、取り付け空間が少なく空間が有効利用でき、地震の揺れに強い素材です。
遮熱は輻射熱の割合が大きい夏場に大きな力を発揮します。