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❖お風呂の「換気扇」を毎日5時間つけています。電気代はいくらになる?

お風呂の換気扇を毎日5時間つけたときの電気代は?

電化製品の1ヶ月間(30日)の電気代は、以下の計算式で算出できます。

電気代=1時間あたりの消費電力(キロワット)×使用時間×電気料金単価(円/キロワットアワー)×30(日)

換気扇の消費電力は、メーカーや機種によっても異なりますが、おおよそ3.8〜15ワットです。

なお、電気料金単価については、全国家庭電気製品公正取引協議会の電気料金目安単価を参考に、31円/キロワットアワーで計算します。

上記の条件で、お風呂の換気扇を毎日5時間つけたときの1ヶ月の電気代は、17.67〜69.75円です。

お風呂の換気扇をつけるメリット

お風呂の換気扇は、浴室内の湿気やカビを防ぐための重要な設備であるため、できるだけ長時間つけておくことが望ましいでしょう。

本章では、お風呂の換気扇をつけるメリットを3点ご紹介します。かかる電気代と得られる効果を基に、使用するかどうかを検討しましょう。

1.カビ・結露の発生を防ぐ

お風呂の換気扇を回す一番のメリットは、カビや結露の発生を予防できることです。なぜなら、換気扇を使用することで、浴室にこもりがちな湿気を屋外に排出できるためです。

カビや結露は見た目が悪いだけでなく、人体や住宅の壁・柱などにも悪い影響を与えるとされています。

カビや結露により浴室内の状態が悪くなった場合は、強力なカビ取り洗剤や業者によるクリーニングの代金がかかってしまいます。一方で、換気扇の電気代はそれほど高くはないため、長時間つけておいたほうが安心です。

2.イヤなにおいを取り除く

お風呂の換気扇をつけることで、浴室内に充満した不快なにおいも除去できます。

お風呂は毎日しっかり掃除しているつもりでも、石けんのカスや髪の毛などのゴミが、排水溝付近に残ってしまっていることもあります。この汚れに雑菌が付着することで、排水溝などから悪臭が発生します。

3.シロアリの被害を防ぐ

お風呂の換気扇を使用することは、家の寿命を延ばすことにもつながります。

日本の住宅のなかでも特に一戸建ては木造住宅が多く、過剰な湿気に弱いとされています。浴室の換気が不十分だと建造材を傷める原因となり、家の寿命を短くしてしまいます。

また換気が十分でない場合、湿気を好むシロアリが住み着いてしまう可能性もあります。シロアリは木材を食べてしまうため、浴室内の状態が悪くなってしまいます。

その際にかかる家の修理費はとても大きいため、換気扇はできる限り回すことをおすすめします。

お風呂の換気扇の電気代は高くないため基本的にはつけっぱなしがおすすめ

お風呂の換気扇は消費電力があまり大きくないため、長時間使用していても電気代が安くすみます。

また、カビや結露の発生・においの除去・シロアリの被害を防ぐなどの効果があるため、基本的には5時間だけではなく、つけっぱなしにすることをおすすめします。お風呂の換気扇をうまく活用して、浴室内の良好な状態を保ちましょう。

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー